Love Is Where You Find It ★★★★★

The Whispers / Love Is Where You Find It

::★★★★★::1982::Solar::soul::r&b::dance::

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双子のスーパーマリオなスコット兄弟をリードに据える4人組ボーカル・グループ、ウィスパーズは、時にポピュラー/イージー・リスニング的なポップさに走りすぎたりして、あまりソウル・マニアに高く評価されるグループではありませんが、柔軟な姿勢と伸びのあるボーカルで長いキャリアを優雅に生き抜いてきています。このアルバムはそんな彼らの最良の瞬間をとらえているとぼくは勝手に思っています。プロデュースは当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったリオン・シルヴァースIII。このアルバムでもディスコ/クラブ路線のダンサブルでクリスピーかつ腰の強い音を提供してます。ディスコ的だけれども伝統的なボーカルグループの様式はきっちりと押さえているところがミソ。ウィスパーズがもともと持っているポップな持ち味とあいまって非常に上質のポップスに仕上がってます。スコット兄弟のボーカルも良いし、透明感のあるコーラスとの組みあわせもすばらしい。曲もすげー良い。特に「ダンス・サイド」のA面4曲が良いですね。力強い冒頭の「In The Raw」、最高にポップで素晴しすぎる「Turn Me Out」、そして個人的に大好きな「Cruisin' In」。畳みかけてきます。「Cruisin' In」のコーラスのメロウさが好きなんですよねー。ま、日和ってるっちゃ日和ってるんですが、そんな軽みもウィスパーズの良さということで。名盤！ (4/30/03)