Give A Monkey A Brain ★★★

Give a Monkey a Brain & He'll

Fishbone / Give A Monkey A Brain And He'll Swear He's The Center Of The Universe

::★★★::1993::Columbia::pop::rock::
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■ 迷走のはじまり

このアルバムからフィッシュボーンは低迷を始めます。フィッシュボーンと言えば、パンクでスカでファンクで、それにヘビーメタル・フレーバーがふりかかっているのが持ち味なんですが、このアルバムではぐっとメタル寄りになっています。しかし、おそらく失敗だったのは、フットワークが重くなってしまったことでしょうね。悪くないんだけど、「あれ、いつもの明るく痛快なフィッシュボーンは?」という感じで。

前作で「これで売れなきゃ嘘でしょ」というほどのクォリティーを達成したのに売れなかったことで迷いが生じたのか、あるいは状況に対していらだちを感じたのか。

このアルバムの失敗でレコード会社から首を切られ、また、オリジナル・メンバーのケンドール・ジョーンズ(g)とクリス・ダウド(key)が脱退してしまいます。二人とも重要メンバーだったのに…。(1/29/07)