Big Fun ★★★

Paradise

Inner City / Big Fun

::★★★::1989::Virgin::club::house::techno::
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デトロイト・テクノ、ハウスのオリジネーターの一人、ケヴィン・サンダーソンとボーカリストのパリス・グレイのユニット。内容はひたすらディスコ向けハウスという感じなんだけど、上に挙げたフランキー・ナックルズのアルバムとの差は大きいです。こっちの方がいい。フランキー・ナックルズのファーストよりこちらのほうが2年早いんだけど、こっちのほうが現代性を感じる‥といっても十二分に時代を感じさせる音でありますけど。思うに、ハウス丸出しのアルバムではあるけれど、サンダーソンの抜けきらないテクノっぽさ、例えば、かすかにミニマルな感触があるところとか、音がどこか冷たいところとか、そのあたりが、現代性につながっているんじゃないかと。欠点があるとすれば、ビートが平坦なところ、それからボーカリスト付きのユニットゆえ、似た曲が多くなってしまうところかな。ちなみに「Big Fun」、「Good Life」の二大ヒット曲かつ歴史的な曲が収録されています。

なお、ジャケのAmazonリンクはタイトルが異なりますが同じアルバム。ただ、オレの持っている盤はボーナストラックが入ってました。(1/14/07)