Dewdrops In The Garden ★★★

Dewdrops in the Garden

Deee-Lite / Dewdrops In The Garden

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ディー・ライト3作目にしてラスト・アルバム。すでにテイ・トウワはハウスからもっと広いクラブ・サウンドに興味が移り、独自の活動を模索しはじめており、この段階で事実上グループを離脱、「コール・ミー」というテイらしいラウンジ的テクノ・ハウス一曲のみを提供しています。さて、グループの方はアニという新メンバーを加えて3作目を制作。当時はクラブ音楽の専門化がすでにはっきりと確立していたので、ディー・ライトの居場所はもはや無いに等しい状態でした。このアルバムはサイケなイメエジはそのままに、バラエティー色を抑えて、テクノ色を強めた統一感のある作品に仕上がっています。出来はというと、実はけっこう良いのです。サウンドもかっこいいし、曲も粒がそろっています。ただ、同時に、ディー・ライトならではの個性が薄まっているのは否めず。一番光っているのはやはりテイの「我が道を行く」サウンドなのでありました。 (09/27/00, 17:00:36 (JST))