ザ・ロッズについて
The Rods
ザ・ロッズ (1981年メジャーデビュー、80年代後半に活動停止)
::pop::rock::
写真は左からカール・カネディ(dr)、デイヴィッド "Rock" ファインスタイン(vo,g)(「ロック」というミドルネームがまたしょっぱい)、ゲイリー・ボルドナロ(b,vo)。
【概観】
また中途半端にマイナーなバンドを取り上げてすんません。ニューヨークを拠点に活動していたハード・ロック・トリオ。リーダーのデイヴィッド・ファインスタイン(vo,g)が、ロニー・ジェイムズ・ディオのいとこで、ディオが在籍し、リッチー・ブラックモアズ・レインボーの母体となったエルフの初代ギタリストでもありました。
…なんて経歴が意味あるんだかないんだか。実に微妙なバンドです、ロッズは。B級バンドと言って良いでしょう。デビュー作とセカンドこそメジャーレーベル(Arista)から出ましたが、その後はインディーで地味に活動。特にカルト的人気を誇ったということもなく、特にヒット作があるわけでもなく。英語版Wikipediaにもエントリが立っていないし(2007年現在)、ウェブ上にも情報が非常に少ないですね。ただ、ここにびっくりするぐらい詳しいバイオが、ここにコンプリート・ディスコグラフィーが載っています。世の中奇特な人もいるもんです。
って、ロッズのエントリを立てるオレも奇特かもしれませんが。いや、オレはメタル青年だったときにリアルタイムで聴いたんで、愛着があるんですよ。今でもデビュー作はB級ハードロックの佳作だと思っています。あまりメタルっぽくならず、シンプルにゴリゴリとしたストリート・ハード・ロックンロールをやっていたのが良かった。
ドラマーのカール・カネディは初期アンスラックスのアルバムを始め、当時のニューヨーク・メタルのインディー・シーンではちょっと重要なプロデューサーだったし、いくらなんでも過小評価されすぎなのでは?>ロッズ。
(6/20/2007)