Jeff Beck With The Jan Hammer Group Live ★★

Live With the Jan Hammer Group

Jeff Beck / Jeff Beck With The Jan Hammer Group Live

::★★::1977::Epic::pop::rock::jazz::
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■ なんともヌルいライブ

タイトル通り、ヤン・ハマー・グループとの共演という形でのライブ盤。「Blow By Blow」「Wired」の曲中心。このライブ盤、あまり評判良くなくて、でも、かなり昔(80年代?)にテレビで観たジェフ・ベックのライブ(サイモン・フィリップスがドラムでダグ・ウィンビッシュがベースだった)は同じく「Blow By Blow」「Wired」中心で、非常に内容が良かったし、このライブ盤もそんなに悪いはずがないと思っていたのですが。

うーん、確かに今いちかも。演奏も録音も悪くないんだけど、アルバムのコンセプトが中途半端というか、ジェフ・ベックを中心に据えて、ジェフ・ベックの代表曲で押せば良いのに、このアルバムでは「ヤン・ハマー・グループ・フィーチャリング・ジェフ・ベック」みたいになっていて、ヤン・ハマーが、無理矢理ベックと対等になろうとして失敗しているみたいな。全7曲というボリュームも微妙だし、しかもうち3曲がヤン・ハマー・グループの曲って、どうなん? 2曲目でヤン・ハマー&トニー・スミス(dr)のボーカルが聞こえた時点でテンション下がります。聴きたくねー。

ベックの曲も「Freeway Jam」「She's A Woman」「Scatterbrain」「Blue Wind」という最低限の選曲なのもどうかと思うし、演奏も「Freeway Jam」はまあまあ良いけど、「Blue Wind」はかなり微妙、「Scatterbrain」はかなりショボいです。

も一つ。(3/6/07)