Six ★★★

Six

Soft Machine / Six

::★★★::1973::CBS::pop::rock::
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■ ポスト・ワイアット期では力作と言えると思う

サックスのエルトン・ディーンが抜けて、カール・ジェンキンズに交替した作品で、LPではtr1〜tr11までのライブ音源と、tr12〜15までのスタジオ音源の2枚組だったそうです。どうりで曲数が多いと思った。

前半のライブはオレには正直退屈です。基本的には「5」と同じ路線で、もともとソフト・マシーンの即興演奏にはあまり食指が動かない方なので、ゆったりとしたテンポで漫然と続く演奏はわりと苦痛。でも、最後のドラムソロ曲tr10「5 from 13」と、ノンストップで続くtr11「Riff II」はスリリングで良いです。

一方、スタジオ録音は意外に良かった。特に、最初のtr12「The Soft Weed Factor」はテーマとなる(チューブラーベルズのような)静かな変拍子のフレーズが延々11分以上ワンコードで続く曲で、ほとんどアンビエントテクノの世界。

このスタジオ盤中心にアルバム作ってくれたらよかったのにな。(1/7/07)