Soft Machine ★★★★★

ヴォリューム1&2

Soft Machine / Soft Machine (Vol. 1)

::★★★★★::1968::Probe/One Way::pop::rock::
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■ ポップで実験的でスリリングな最高傑作

ソフト・マシーンの最高傑作‥って、まだ全作聴いてないんだけど。ソフト・マシーンのデビュー作は、ロバート・ワイアット(vo,dr)、ケヴィン・エイヤーズ(b)、マイク・ラトレッジ(key)の純粋な三人編成で録音されてます。2枚目も三人編成だけどホーンが入ってるしね。三枚目から大所帯になるしね。

で、このデビュー作は純粋にシンプルでパワフルなポップ・ロック・アルバムなのが素晴しい。ギターがいない編成なのに「音が足りない」とか「音が薄い」とか言うことがない。それも三人の演奏の力量、楽曲の良さ、そしてロバート・ワイアットの「カラフル」とでも形容すべきボーカルのおかげ。ワイアットはドラムもまたすばらしいですね。手数が多くパワフルなんだけど、ファンキーでどこかユーモアの精神も感じられる(どこにと問われると答えに窮しますが)。

全曲がノンストップでつながっているコンセプトアルバム的なアルバムだけれど、どの曲も親しみやすくサイケデリックだけど間延びする瞬間はなく(短い曲ばかりだし)、捨て曲なし。最初から最後まで一気に聴かせてしまいます。 (1/7/07)