BLEEPについて - ghostlawns

BLEEPといっても、90年代初頭に出現したテクノの一スタイル…ではなく、bleepのパイオニアだったLFOが所属するイギリスの大手インディーテクノレーベル、Warpが主催するオンライン音楽ダウンロードサービスです。元々はWarpのカタログをダウンロードするのが目的だったそうですが、現在は非常に多数のインディーレーベルが参加しており、元々イギリスはインディーレーベルの力が強いこともあってイギリスでは影響力の強いサービスとなっています。

参加レーベルは、Warpのほか、Ninja Tunes、K7、Peacefrog、G-Stone、Thrill Jockey、FatCat、Rough Trade、One Little Indianなどなど。テクノにとどまらず、アブストラクト・ヒップホップ、アシッド・ジャズ、ポスト・ロック、パンク、アシッド・フォークなど多彩。Aphex Twin、Nightmares On Wax、Autechre、Plaidなど、Warp系の大物が充実しているのはもちろん、ビヨークなど、ヨーロッパでは現在でもインディーを拠点にしているメジャーアーティストの作品もダウンロードできます。

値段は1曲1.33ドル、アルバム9.99ドル。エンコは MP3 LAME ‘--alt-preset standard’ということで、ビットレートは200kbps前後のことが多く、音質良好。日本のクレカで買えます。（ただごく一部の楽曲は日本で買えないようです）

MP3ですので、DRMは無し！ BLEEPのFAQには以下のように記載されています。

We believe that most people like to be treated as customers and not potential criminals - DRM is easily circumvented and just puts obstacles in the way of enjoying music.

漢だね！

メンバー登録する必要がありますが、いったんメンバー登録すればあとは購入するのは楽です。

視聴は、30秒ごとにフェイドアウトしますが、再び再生ボタンを押すことによって続きをまた30秒聴くことができます。ちなみに現時点でのSafari（v.2）ですと、曲を再生中に別のタブに移動することによってフェイドアウトなしで最後まで曲を聴けてしまうのは秘密です。

非常に使いやすいサイトです。不満があるとすれば、iTunesのような、レコメンデーション機能がないことかな。あれがないと、結局何を買うか決めてないとブラウジングしにくいというか。

でも応援したいところです＞BLEEP.com。