Sam Prekop ★★★★

Sam Prekop / Sam Prekop

::★★★★::1999::Thrill Jockey::pop::rock::

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The Sea And Cakeのサム・プリコップが発表したソロ・アルバム‥だけど、ほとんどThe Sea And Cakeと同じ世界。このあたりがシカゴ・ポストロック・シーンらしいというか‥金太郎飴的。そこが弱みでもあるかなと思ったりもするけど、でもこの金太郎飴状態がぬるい温泉っぽくて気持ち良いとも言えるかも。ソロ・アルバムということで、演奏やサウンドが細かいニュアンスを持っているように思います。また、プリコップのボーカルも、多くの曲ではいつもの「重ね録りの息もれボーカル」でありますが、曲によっては多重録音せずに歌っている曲もあって、それがなかなか良いです。というのもいつもの多重録音ボーカルだと細かい表情が読みとりにくいんだよね。もっと自分をさらけだしてほしいぜ、プリコップ君！（って何なんだ今日のオレのテンションは‥。）というわけで、The Sea And Cakeの近年作よりざらっとした肌触りで好き。 (9/1/03)