Naturally ★★★

J.J. Cale / Naturally

::★★★::1971::Mercury::pop::rock::

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オクラホマはタルサの世捨てブルーズロック・シンガー/ギタリスト、J.J.ケールのデビュー作。このアルバムの前にケール作曲の「After Midnight」をクラプトンがヒットさせて、それも手伝ってデビュー作発表にこぎつけたそうです。ぼくがJ.J.ケールを知ったのはかなーり後、1990年の「Travel Log」（←傑作！）なんですが、基本的に「Travel Log」と変わってないとはいえ、このデビュー作は微妙にポップである気がします。てゆうか、曲が短い‥ほとんどの曲が3分以下。そしてひたすらマイペースな、ほとんど囁くようなボーカル、そして音数が少ない寡黙なギター。全体的なバンド演奏もたまにリズムボックスがまじったりして、なんというか、ほとんど自宅録音的な地味さです。ということで、なんというか、演奏のダイナミズムよりも、わりにソングライティング的なところに焦点があたったようなアルバムです。で、曲はさすがに良くて、特にバラードの「Magnolia」は最高です。でも全体には少々食いたりないアルバムであります。悪くはないんだけど。 (6/5/03)