Daughter Of Time ★★★

Daughter of Time

Colosseum / Daughter Of Time

::★★★::1970::Castle::Castle::
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このアルバムではベースがルネッサンスのひとに代わっていて、それからボーカリストが加入しています。ということで、前作とはかなり雰囲気が違いますね。ベーシストがなかなかにテクニシャンなので演奏がタイトになっていて、かつ、ボーカルが暑くるしい歌いあげタイプなので、全体的にドラマチックな出来。ハッパの香りが漂よよってきそうなルーズなブルーズ・ロックから、よりオペラチックになっています。てゆーか、こういうドラマチックものは苦手なんですが。冒頭のクラシカルというかシンフォニックというか、大仰なイントロに個人的にいきなり萎えなえます。戦争?をテーマにした歴史大作らしいんですが、冷静に考えると「コロシアム」なんてグループ名だもんなぁ‥こういう展開が自然なのかも。暑苦しく歌い上げるボーカル、大袈裟なアレンジ‥どれをとってもぼくの趣味からするとダメな感じ‥なはずですが、良く良く聴くとやはりクラシカルというよりはブルーズロック寄りなんですよね。1曲目にしても、イントロとサビは「ドラマチック」なんですが、他はベースとドラムのリズム隊でぐいぐい引っぱるシンプルな構成でカッコいい。あと、このグループは曲が良いですね。どの曲も悪くない。でもこの直球勝負な感じ、プログレ・マニアには受けなさそう。 (12/13/02)

[追記]iTS USでパーシャルアルバム扱いですが、全曲揃っており、曲数も10曲以下なので個別に購入しても8ドル以下です。(6/20/06)