1 ★★★★

1 Ep

The Damage Manual / 1

::★★★★::2000::Invisible::pop::rock::
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いわゆるひとつの「地味なスーパーグループ」のデビューEP。ボーカルがリヴォルティング・コックスのクリス・コネリー、ギターがキリング・ジョークのジョーディー・ウォーカー、ベースがPILのジャー・ウォブル、ドラムがPILミニストリーのマーティン・アトキンズということで、必然的にインダストリアル系のサウンドとなっています。個人的にはやっぱりジャー・ウォブルに萌え〜って感じでありまして、実際、ウォブルのベースは冴えまくってます。ほんとうに、PILの「メタルボックス」のころから独特の個性はまったく変ってない。非常にラウドなこのEPのサウンドなのですが、その轟音のなかにあって、ウォブルのベースはひたすら淡々としていて、その、たたずまいがとにかくカコイイ! それがもっとも良く生かされているのがベストトラックの「Damage Addict」でしょう。この曲は音の隙き間が非常に有効的に使われていて、ギターのリフがとぎれるたびに浮かびあがるウォブルのベースには、ほんとにもう、シビレますですよ。好作品。 (9/7/02)