木村カエラについて

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木村カエラ

きむらかえら (1984年生、2004年デビュー)
::pop::rock::jp::

【概観】

イギリス人とのハーフ。ローティーンのころからモデル。2003年にテレビ神奈川の番組「saku saku」のMCとしてテレビデビュー、好事家?の間でブレーク。その1年後に歌手としてデビュー。

モデル出身ですが、可愛さとかお洒落っぽさの追求には関心がなさそうな、典型的なtomboyであります(ゲイじゃないかと思ったこともありましたが、それはなさそう)。実際、スカートを履いた写真は少ないですね。ランシドのファンということから分かるように、パンク入っていて、ボブ+刈り上げで隠れモヒカンのような髪型も一時よくしていたし、眉毛は基本的に短く刈り込んでいます。髪型はほんとにしょっちゅう変えております。

で、この人の場合、「芸能活動の一環としてCD出す」という姿勢ではなく、「まず音楽ありき」という姿勢なのが好感持てます。曲は2009年段階ではほとんど作ってませんが、作詞はデビュー以来、ほとんど自分で作詞しています。

もともとテレビで人気でた人なので、バラエティ方面など、テレビ的な展開もありえたと思うんですが、今のところ音楽中心で活動しております。2009年のライブのMCでも「あたしがドラマとか、無理!」などと言っていましたが、はっきりいって、客観的に観ても全然無理じゃないだけに、いつまで音楽中心でやってくれるかは分かりませんが、当分「シンガー木村」のままでやってほしいと願っております。

シンガーとしての力量は、声量も含め、ずば抜けているわけではありませんが、声質は芯があってなかなか良い。シンガーははっきりいって声質がその魅力の半分以上を占めるのでこれは大きい。ハーフだから声が良いんだろうか。さらに、本人の「甘ったるいのはごめんだね」という姿勢からくる、凛とした発声も魅力的。最近は若干大人しく、女性らしさが増えて、初期の乱暴な男っぽさが減ったのは残念だけど、これも成熟なのでしょう。頑張って!

(12/1/2009)