音源購入法

更新頻度が思うように上がらない本サイトですが、原稿は書いてはいるんです。ただ、アーティスト別エントリの形式にしてしまったものだから、原稿がたまらないとアップロードできない現状になっていまして。

それはともかく、本サイトを真面目に更新しようと思うと、特定アーティストを取り上げる際に本来なら買うつもりもない「あまり評判のよくないアルバム」なんかも聴いてみようかと思うようになります。これが良いことなのか悪いことなのか…。カネが続かないという問題もさることながら、聴く時間も足りないという状況に陥る今日このごろです。

さて、みなさんは音盤をゲットするとき、どのような購買行動をするのでしょうか。今日は、オレの購買パターンを書いてみたいと思います。ちなみに、一つ断っておきたいのは、オレはコレクターじゃなく、かつ、音楽はたいてい仕事場でiTunes流しっぱなし状態にしますので、CDパッケージにはあまりこだわりがありません。オレの仕事場にはCDパッケージも山積みにはなっていますが(というと音楽関係の仕事みたいですが全然違います)、一回iTunesAAC 192kbsでエンコしたら二度と手にすることがないCDパッケージがほとんどですねえ。眺めたりするヒマがないというか…。最近は歌詞もわざわざCDブックレットを見なくてもネットで入手できますし。参加ミュージシャンクレジットだけはネットでも情報収集しきれないことが多いのでそのときは見ますけどね。

前置きが長くなりましたが、ともかく、「ウェブサイト更新のためにとりあえず聴いておきたいもの」を含めてすべてをマトモに買っているとカネが続かないので、節約するために自分ルールを設けています。以下は音源をゲットするときに「サーチ」する順番です。(※ちなみにオレはP2Pは一切やりません)

  1. レンタル(アルバム1枚250円)
  2. iTunes Store(USならアルバム1枚9ドル90、JPならアルバム1枚1500円〜)またはBleep.com(アルバム9ドル99)
  3. 中古CD
  4. 新品輸入CD

ある程度思い入れがある場合は「レンタル」をすっとばしますけれども、ただ総合的に値段で圧倒的に安いのは1.のレンタルなので、思い入れがないアーティストやアルバムはレンタルで済ますという悪癖がついてしまいました。

思い入れがある場合はなんとなくレンタルを避けてしまいます(邦楽除く)。あるいはレンタル屋にないアーティストやアルバムも多くありますので、その場合、2.と3.を探します。2.と3.は良い勝負です。叩き売りをしているような中古CDはたいていレンタルにもあるので、あまり食指は動きません。そういう叩き売りを除くと、2. iTS、Bleepと3. 中古CDのコストは実力拮抗です。ある程度の人気盤でしたらiTSやBleepの方が安いですね。しかし、あまり脚光を浴びてないような地味な良盤なら中古CDで1000円ぐらいの値段のことが多いですので、そうなるとiTSよりちょっと安いので中古CDを買います。

また、輸入盤新品で安いものは中古CD並の値段のときがありますから、それを買うこともあります。アメリカに出張したりすると、新品で10ドル以下のCDに照準を定めてまとめ買いしたりします。まとめ買いといってもせいぜい20枚ぐらいですが…。

価格調査の時間がないときやめんどくさいときは、中古もレンタルも探さずにさっさとiTSでダウンロードしてしまうこともあります。「大人の事情」でiTS参入を拒んだり消極的なレコード会社がありますが、ブックオフで200円やら500円やらで「旬のすぎた」CDが叩き売られているなか、新品CDパッケージにこだわる意味はあるんでしょうかね。中古が売れてもレコード会社には利益が入らないだろうに。

最後に、国内盤新品CDを買うことはまずないですね。音盤購入フローチャートの最下層から二番目にあるのが洋楽アーティストの国内盤新品CD、最下層にあるのが邦楽アーティストの国内盤新品CDです。どうしても欲しいときは買うことももちろんありますけど。例外的ですね。心情的には「輸入権」なんかをふりかざす日本のレコード会社への嫌悪感もあるし、また費用効果的にも、限られた資金で最大限の音楽文化を享受することを考えると、このような配分にならざるをえません。よって、邦楽の場合はほとんどがレンタル。たまに中古かiTSといった感じでしょうか。

つづく。