At Budokan: The Complete Concert ★★★★

チープ・トリック at 武道館コンプリート

Cheap Trick / At Budokan: The Complete Concert

::★★★★::1998::Epic::pop::rock::
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■ 出世作ライブの完全版 長過ぎてちょっと飽きるかも

「At Budokan」の完全版。9曲増えた全19曲の内容となっています。評価の高い「At Budokan」の完全版ですから、内容が悪いわけはないのですが、曲が増えたことによって、「At Budokan」にあった「一つの作品としての独立性」が薄まって、フツーのライブ盤になってしまっている感じがします…とぜいたくなことを言ってみたり。いや実際、上の「At Budokan」のところでも述べた通り、「At Budokan」は「In Color」の再構築だった(とオレが勝手に決めつけている)のだけれど、曲が増えた結果、過去の3作からまんべんなく曲が演奏される、いわゆるライブ盤になったというわけです。

演奏自体、全然悪くないのですが、のちの「Music For Hangovers」「Silver」ほど演奏力がなくて、サウンドにメリハリが欠けていて、19曲はちょっとギリギリかなという感じです。

なお、当時の演奏の映像がボーナストラックとして収められています。リック・ニールセンがギターから手を離していてもギター演奏が聞こえるのはなぜだろう(笑い。(3/15/2007)

[追記3/15/07]iTS USのはパーシャルアルバム扱いですが曲は揃っています。