Paranoid ★★★★★

Paranoid

Black Sabbath / Paranoid

::★★★★★::1971::Warner::pop::rock::
iTS US / iTS JP(→iTSについて

■ 大ヒット曲を含む代表作

ブラック・サバスの二作目にしてサバスのもっとも有名な作品でありもっとも売れた作品。とはいえ、サバスの最盛期のアルバム(75年ぐらいまで)って、どれもほとんど同じような内容、構成なんだよね。で、どれも同じように素晴らしい。

で、歴史的意義とかを度外視すると、このアルバムって他のアルバムより音が軽い。音の深みや重みという点では「マスター・オブ・リアリティ」や「サボタージュ」のほうが優れています。ということで、最初はあまり好きになれなかったアルバムなんですが、この妙にぺらぺらな音がだんだんたまらなくなってきます。いいねえ。

このアルバムには、サバスの曲でもっともアホみたいな曲であり、かつもっとも有名な曲である「パラノイド」が収録されている他、馬鹿馬鹿しい歌詞の「アイアン・マン」、それに「ウォー・ピッグス」といった有名曲が入ってます。「ウォー・ピッグス」は意外にファンキーな曲だなあと今聴き返してみて思いました。

てゆうか、全体に漂うチープな雰囲気、ペラペラなファズギター、ファンキーでパーカッシブなドラム、無意味っぽい歌詞を聴いていると、なんだかT-レックスが頭をよぎってしまいます。ハイ。あ、全部が無意味ってわけでもなくて、「ウォーピッグス」は反戦歌ですね、いちおう。(1/16/07)