Live Evil ★★★
Black Sabbath / Live Evil
::★★★::1982::Warner::pop::rock::
iTS US / iTS JP(→iTSについて)
■ ディオ期のライブ ディオ節炸裂
ロニー・ジェイムズ・ディオは抜けてしまいましたが、最後にライブ盤が出ました。LPで2枚組。
演奏のクォリティーは高いと思いますね。場数を踏んだベテランミュージシャンたちですからね(ドラマーのヴィニー・アピスを除く)。それから、オジー・オズボーンというまったく違うボーカリストが歌った代表曲をディオがどのように料理するかも興味深い。
しかし、興味深くはあるけれど、あんまり良くないですね。とにかく大げさすぎるんだよね。「Black Sabbath」にしても「War Pigs」にしても「Iron Man」にしても「Paranoid」にしても、オズボーンのどこか抜けたようなボーカルが乗っていたからこそ逆に不気味な迫力があったのに、ここでのディオはあまりにシアトリカルでコケ脅し的というか。一番笑ったのが「Iron Man」のイントロですかね。演技が過ぎてC級ホラーか!とつっこみたくなるような。
ちなみにジャケには曲名をいちいちリアルなイラストものが描かれていてちょっとオモシロいです。
[追記]iTS USのはパーシャルアルバム。(1/16/07)