The Lower East Side of Life ★★★

Eric Heatherly / The Lower East Side of Life

::★★★::2005::Koch::pop::rock::country::

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若手カントリー系シンガーソングライターの2枚目。AMGによればレコード会社に恵まれず、結局自分のレーベルを立ててアルバムを出すことにしたらしい。

内容ですが、これが悪くない。てゆうか、良い。カントリーといってもメインストリーム保守派でない若手であれば、普通のポップス/ロックと何ら変わりないんですよね。たしかにタイトルトラックは冒頭の曲はカントリー・ロッカーっぽいけれども、tr2「Judging Beauty」なんかは普通のストーンズ風ハードロックだし。

またこのEric Heatherlyという人は、ミディアム〜スローナンバーが良くて、つぶやくような甘いボーカルとギターやバンジョーの静かな響きは、Sufjan StevensやJosh Rouseのような、ノスタルジックでメロウな新世代シンガーソングライターに近い世界があります。もちろんSufjan StevensもJosh Rouseもカントリーの影響が濃いので当然かもしれませんけど。tr4「Job」、tr5「Ruin」、tr６「Whatever Happened」、tr9「Dark Days」、tr10「Hide」、tr11「Love Story Love」あたり、曲も演奏も歌も素晴らしく、特にtr9「Dark Days」は名曲。

この路線のみのアルバムを聴いてみたいね。(1/17/07)