Youth Are Getting Restless: Live In Amsterdam ★★★★★

Youth Are Getting Restless - Live at the Paradiso

Bad Brains / Youth Are Getting Restless: Live In Amsterdam

::★★★★★::1990::Caroline::pop::rock::
iTS US / iTS JP(→iTSについて

ワシントンDC出身の黒人ラスタファイ・ハードコア・バンドであるバッド・ブレインズのライブ盤としては2枚目にあたる作品。全17曲、ちょっとコンプレッサーのかかったような音で、最初から最後までストイックにぶっとばす痛快作。MCもほとんどない。無言でもくもくと高速で攻撃的なナンバーを連発する様はカッコいい!の一言であります。「熱さ」という点ではスタジオ盤と大差ないのが欠点といえば欠点だけど、このライブにおける冷たさも彼らの顔だと解釈したい。ハードコアな演奏をしても、常にどこか冷静さを持っている。どの曲も良いんだけど、tr1「I」、tr2「Rock For Light」、tr4「House Of Suffering」、tr11「Banned In D.C.」、tr12「Sailin' On」、tr16「Pay To Cum」などの高速曲が良い。特にtr11とtr12の二大名曲の連発は強力すぎ。HRが歌詞をちゃんと歌わないで、「あったったったったったー」とかテキトーなことをほざいているのも、彼のスタイルということで許したい。tr7「Sacred Love」、tr8「Re-Ignition」などのミディアム・テンポのヘビーメタル的ナンバーも良いし、3曲ある純粋レゲエの曲も彼ららしいアクセントになっている。てゆうか、こうして17曲聴くと、良い曲書いてるね、彼らは。「アメリカ最高のハードコアバンドの一つ」とされるのも頷けます。 (2/21/05)