子供と魔法 ★★★

こどもと魔法

竹村延和 / 子供と魔法

::★★★::1997::Wea::club::lounge::minimal::
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ちょっと前(7年前だからちょっとじゃないか?)のアルバムです。竹村延和といえば、ダブ、ハウス、テクノなどを通過した独自のクラブ的音楽をやるひとというイメエジがあるのですが、ことアルバムとなるとファンタジックになる‥というかここずっとそういう路線のようですね。このアルバムのタイトルやジャケからしてそんな感じです。ただ、ファンタジックといっても、ポップにはなってないのが竹村らしいというか。このアルバムも、電子音よりも生楽器の音(あるいは生楽器のサンプリング音)が占める割合が大きいのですが、曲構造としてはどの曲もミニマル的で、一定のフレーズの反復を重ねていく曲が中心です。ビートの入ってない曲も多いし。なんだかエレクトロニカ的展開のペンギン・カフェ・オーケストラみたい? 個人的には、まあ、それほど好んでききたい感じではありませんが、良くできていると思います。一番好きなナンバーは妖精のような女性ボーカルとセロ?だけでミニマルな世界を築いた「Mirrors In Mirror」。 (11/22/04)