James Brown Is Dead Or Alive!?!? ★★

James Brown Is Dead

V.A. / James Brown Is Dead Or Alive!?!?

::★★::1992::Avex::techno::
iTS US / iTS JP(→iTSについて

皆様の記憶から消えさりつつあるだろうジュリアナ東京〜!全盛期に、ハードコア・テクノなどと呼ばれたりした戯けたバカ音楽があったわけですが、その代表曲の一つともいえる、一発屋L.A.スタイルのヒット曲、「James Brown Is Dead」とその返歌を集めた馬鹿コンピ(日本編集)。大元のtr1「James Brown Is Dead」(L.A.スタイル)に続くのがtr2James Brown Is Still Alive」(Holy Noise)、続いてtr3「James Brown Is Dead Or Alive」(J.Y. Factory)、今度は何かと思えばtr4「Who The Fuck Is James Brown?」(Traumatic Stress)、まだやるかtr5「Who The Hell Is James Brown?」(Big Boss)、あげくのはてにtr12「Michael Jackson Is In Heaven Now」、tr13「Helmut Kohl Ist Tot」(コール首相は死んだ)なんて曲まで入っております。バカすぎて楽しめる一枚‥と言いたいところですが、どうも不完全燃焼なんだよねぇ。発想が馬鹿なのはいいんだけど、どいつもこいつも才能のない連中ばかりだから。派手派手なサウンドも今聴くと大人しいし(DJアイリーンあたりの最近の超絶馬鹿テクノと比べるとどうしても、ね)。そんな中、比較的笑えるのは「James Brown Is Dead Or Alive」でしょうかね。「JBは死んだ (James Brown Is Dead)」「JBはまだ生きている (James Brown Is Still Alive)」に続いて出されたこの曲が提示する、「死んでるの?生きてるの?どっちなのよ?!」というまっとうな疑問もさることながら(まっとうか?)、Dead Or Aliveの曲がサンプリングされているのがあまりに「そのまま」すぎて笑える。また、曲自体もアルバム中でもっともハードで好感もてます。(ジャケをクリックするとAmazon.co.jpに飛びますが、本作は置いてないようなので、L.A.スタイルの「James Brown Is Dead」のマキシシングルにリンクがしてあります。当ページのジャケ画像もそう) (11/22/04)