Odelay ★★★

Beck / Odelay

::★★★::1996::DGC::pop::rock::

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このアルバムは、Beckのデビュー作「Mellow Gold」(1992)の正統的な後継アルバムと言える作品で、間に変則的なアルバムが2作はさまっていますが、「実質的セカンドアルバム」と呼べるアルバムであります。「Mellow Gold」のローファイ・ポップ・ブルーズ・カントリー・ヒップホップ・フォーク・ミクスチャー路線をさらに押しすすめたような内容で、Beckの代表作として数えられるべき作品でありましょう。でも。ぼくはそんなに好きじゃないんですよねぃ。アルバムをちゃんと聴くまえにtr1「Devil's Haircut」、tr8「Where It's At」といったこのアルバムの代表曲にすでに親しんでいたのでその分あらためてアルバムを聴いたときにインパクトがなかったせいでしょうか。これらの曲も、デビュー作の「Loser」に比べるとインパクトが薄いような気もするし。あと、全体にけっこう地味なんですよね、このアルバム。というわけで、歴史的には★★★★★満点なアルバムでしょうが、個人的な好みは★★★。オレ的ベストトラックはノイズ・ブルーズ・ヒップホップ、tr4「The New Pollution」。 (11/20/04)