Three Of A Perfect Pair ★★

Three of a Perfect Pair

King Crimson / Three Of A Perfect Pair

::★★::1983::EG::pop::rock::
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いわゆる「ディシプリン」期のクリムゾンの三部作の三作目。クリムゾンにまったく思い入れのない人間なので、一部(多く?)のクリムゾンのファンに評判の悪いディシプリン・クリムゾンも全然抵抗ないどころか、ぼくの不得意とするクリムゾン独特のメランコリーさがなくて却っていいじゃんと思ったりさえするのですが、この三作目はいけません。内容薄すぎ。つーか、ロバート・フリップ(g)自体、ディシプリン・クリムゾンは81年の「ディシプリン」一作で終わらせるつもりだったのが、契約の関係上三枚作らなければならなかったのでしょうがなく作ったという話をしていたみたいだし。82年の二作目「Beat」はまだ良かったんだけど、本作は前二作でやったことの延長線を惰性でやってるだけって感じ。新しさもないし、曲も魅力に乏しい。ラストの「Lark's Tongues In Aspic」のスピーディーな再演はカッコいい。でも後半になるとダレる‥。 (5/9/04)