PRMX ★★★

PRMX

Puffy / PRMX

::★★★::1999::Epic::pop::rock::club::jp::
iTS US / iTS JP(→iTSについて

パフィのリミックス盤。とはいえ、どう考えてもリミックス向きの素材じゃないので、かなり無理矢理ですね。小西康陽ファンタスティック・プラスティック・マシーン、高木完&K.U.D.O.、バッド・アティテュード(中村ナオ&Ike)、マルコム・マクラレン(なんで?)などが参加。全体的にはわりにメカニカルでハードでラテンなリミックスが中心ですが、正直、つまらんす。そんな中、良いと思ったのは、tr1「サーキットの狼」by 小西康陽ファットボーイ・スリムっちゅうか、ビッグ・ビート的な、やかましくてスピード感のあるハードなビートにさらりとオルガンをからめたリミックスで、元曲がゴーカート的だったとすれば、こっちは鈴鹿って感じ。破壊力満載でナイス。同じく小西のtr2「これが私の生きる道」も同じ路線だけど、こっちはいまいち‥。あと、原曲からまったく離れてユーロ・トランスになったtr11「ネホリーナ・ハホリーナ」by バッド・アティテュードが良かったです。能天気な馬鹿トランスがカッコいい。これぐらい違う世界に飛んでほしかったですね、他のリミックスも。マルコム・マクラレンのはまったくやる気なさそうで笑った。高木完のはわけわからん。SGT. Tosh Mixはビートルズの「Tax Man」をベースにしたオーソドックスなもので、パフィには合っている‥けどどうせここまでやるならドラムも生ドラムでやってほしかったな。あと、聴くほどに良くなってくるのがtr5「たららん」(Cubismo Grafico Obrigado Mix)。ブラジリアン風味なハウスで、「いぇい、いぇい、いぇい、いぇい」というパフィの声のサンプリングがかわゆし。もういっちょ、ビッグ・ビート系のtr9「夢のために」(Ej's Pizza Man Mix)も、パフィのヘタクソなボーカルの挿入のしかたが独特でおもしろい。他は、まあ‥どうでもいいかな。元々リミックス向きの素材じゃないし‥(最初に戻る)。 (4/30/04)