The Future Sound Of Jazz Vol.3 ★★

Future Sound of Jazz 3

V.A. / The Future Sound Of Jazz Vol.3

::★★::1997::Instinct::club::lounge::dub::
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なんつーか、ありがちなコンピです。クラブ音楽で、ちょっとジャジーでちょっとラウンジーで、ちょっとダビーだったり、ちょっとアブストラクトだったり、ちょっとチルアウトだったり、そういった曲を集めたコンピの第三弾。といっても第一弾と第二弾は聴いてないんですが。このアルバムですが、悪くはないんですが、もうひとつ決め手に欠けるような気がします。ダウナーなtr3「The Hideout」(As One)、ストリングス・シンセが美しいtr5「Loophole, Cheever J.」(Suspension)、ジャジーなエレピのループがなんかミステリアスなtr7「Notion」(Tongue)あたりは好きだけど、全体としては、チルアウトやダウナー系に徹してるわけでもなく、ジャジーに徹しているわけでもなく、ラウンジ系に徹してるわけでもなく‥なんつうか、あまりビジョンが感じられない。加えて、曲も平凡なのがちらほらと‥。同系統のコンピでは、もっと徹底してダウナーな「Freezone 2: A Variation On A Chill」やブルージーな「Space Jazz」の方が好き。あでも「Future Sound Of Jazz」シリーズも第一弾とかはけっこう良いらしいでっす。でもこのシリーズごちゃごちゃと色んなバージョンが出ていてまぎらわしいんだよねー。 (1/25/04)