Santana 3 ★★★

サンタナ III

Santana / Santana 3

::★★★::1971::Columbia::pop::rock::
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サンタナ初期の3枚目のアルバムは気持ち良くハードロックしていてとてもカッコよく、ラテンジャズの影響もあって時にジャズファンクっぽくもなったりするところもイカします。そんなサンタナの3作目。初代サンタナ・バンドの最後の作品です。で、ちょっと弱いと思うんですよね。当時まだ17歳だったニール・ショーン(のちジャーニー)をギターに迎えたこのアルバムですが、出だしのtr1「Batuka」、tr2「No One To Depend On」、tr3「Taboo」あたり、いつになくヘヴィーでなかなか良いのですが、tr5「Everybody's Everything」、tr6「Guajira」、tr9「Para Los Rumberos」あたりのわりに直球で明るいラテンのりとの整合性が今いちな気がします。また、デビュー作を思いおこさせる熱いラテン・ロック「Jungle Strut」以外にパンチとインパクトのある曲が少ないのが残念です。というわけで、一般的に評価は低いわけでは決してありませんが、個人的には今いち。 (9/1/03)