Morricone RMX ★★★

Morricone Rmx

V.A. / Morricone RMX

::★★★::2001::Reprise::club::lounge::
iTS US / iTS JP(→iTSについて

60年代のクリント・イーストウッドセルジオ・レオーネのタッグで世に出たマカロニ・ウェスタン(英語では「スパゲッティ・ウェスタン」)の音楽で一挙に有名になった映画音楽作曲家、エンニオ・モリコーネ大先生の曲をナイトメアズ・オン・ワックスソファ・サーファーズらクラブ音楽クリエイターたちがリミックスした企画盤。とはいえ、モリコーネをフォローしているわけではないぼくですので、あまりちゃんとした感想は言えないです。というのも、やっぱ原曲を知っているのと知らないのとでは楽しみ方が違うと思うんですよね。ほとんどの原曲を知らない身では、けっこうツマラン内容です。まあ、リミックス企画盤って大体そんなものでしょうけど。

原曲を知らない耳で聴いてひときわ輝いているのは、日本のファンタスティック・プラスティック・マシーンによる「Belinda May」ですね。ラテンハウスなリミックスで、コーラスのメロウでジャジーな旋律も非常に良くフィットしてます。で、このアルバム、明るいのはこの曲ぐらいで、他の曲は暗くてダウナーなのばかりですね。全体的にダブっぽいリミックス。そのあたりもアルバムの印象を地味にしています。他ではソファ・サーファーズの「La Bambola/Come Maddalena」が良いです。あと、リミックスとしてはどってことないと思うけど、「For A Few Dollars More」が原曲を知っているので聴いてて盛りあがります。映画のシーンが蘇るぜ! って、リミックスの出来とは関係ないところでウキウキしたりするのは、リミックスアルバムとしてはやっぱり今いちということなんでしょうか。ね。 (5/26/03)