Miles And Coltrane ★★★★

Miles & Coltrane

Miles Davis And John Coltrane / Miles And Coltrane

::★★★★::1991::Columbia::jazz::
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(・∀・)イイ! コルトレーンが参加したマイルズ・デイヴィスのバンドの1950年代後半のライブ録音をあつめたもの。「Miles And Coltrane」というアルバム・タイトルがあまりにそのまんまというかもっと他に考えられなかったのかという感じですが、内容はカッコイイ!の一言。って、「カッコイイ」という感想がバカ丸出しなんですが、ま、ジャズ・シロートの言うことですから、こんなもんです。アップテンポのナンバーとスローナンバーが交互に出てくるような構成で、演奏はとにかくタイト。贅肉が全然ない感じ。いつものごとく禁欲的に我が道をつきすすむコルトレーンに対して、マイルズが実にリラックスして良い存在感を出しているのが対照的というか、貫禄というか余裕というか。ぼくは邪道な人間ですから、とにかくアップテンポ・ナンバー命なわけで、その点このアルバムは、冒頭の「Ah-Leu-Cha」から飛ばしまくり、「Two Bass Hit」の気合いの入った演奏もカッコ良すぎ、そして、ラストの「Budo」のクールさにノックアウト。完璧なエンディング。スローものも良し。名盤。 (5/21/03)