Machine Says Yes ★★★

Machine Says Yes

FC Kahuna / Machine Says Yes

::★★★::2002::Nettwork::Techno::Electronica::
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ケミカル・ブラザーズファットボーイ・スリムなどとともにエレクトロニカの牽引車として君臨‥するはずの存在だったFCカフーナですが(このユニット名、映画「パルプ・フィクション」の「ビッグ・カフーナ・バーガー」を思いおこさせます)、ゴタゴタで今の今までアルバム・デビューが遅れてしまった。で、このアルバムはですね、思いっきりエレクトロですね。ケミカル・ブラザーズがアシッド・ハウス、ファットボーイ・スリムブレイクビーツの影響が強いとしたら、このアルバムでのFCカフーナは思いっきりエレクトロであります。これも最近の流行だからなー。とはいえ、ヨーロッパ系エレクトロ・ハウスほど叙情的でなくて、もっとテクノ、アシッド・ハウスに近いですね。ま、どっちにしても「うおーっ今どきこんなビコビコ・サウンドやるかーっ?!」てな感じのダサカッコいいサウンドの洪水。特に、古典ハウスっぽい「Glitterball」、テクノハウスな「Growler」、アシッド・エレクトロな「Nothing Is Wrong」、そして、ヘヴィー・エレクトロ「Machine Says Yes」が良いです。「Bleep Freak」とかになるとちょっとタイトルからしてネラいすぎな気がしてあんま好きじゃないんですが。ラストのヨーロピアン・エレクトロ叙情な「Fear Of Guitars」も良いです。ちょっと破綻がなさすぎて飽きるのが難点。 (5/6/03)