Loud ★★★

Timo Maas / Loud

::★★★::2002::Kinetic::club::techno::

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テクノ/トランスな一枚。Macにサンプルファイルとして入っているMP3にこの人の曲があってけっこういいなと思ったので買ってみました。トランスって、以前のぼくなら「んな大味な音楽きけるか！」と言って卓袱台をひっくりかえすところなんですが、最近トランスの過剰さや「そのまんま」さも受けいれられるようになりました。ハイ。つーか、Macに付属しているサンプルMP3ファイルのエレクトロニカな曲ってトランス系ばっかなんだよね。それで耳が慣れたこともあるかも‥。ちなみに、Macに付属していたTimo Maasの曲「Schreiber」はトランスというよりはアシッド〜ジョイ・ベルトラム系で、そのせいもあって気に入ったというのもあるのですが。

前置きが長くなってしまいましたが、このアルバムはミックスアルバムやコンピではない、純粋にTimo Maasのアルバムなんですが、クラブDJのオリジナルアルバムというと、ポップチャートを意識して芸風をがらりと変えるタイプから普段の芸風のままハードコアに押すタイプからコンセプトアルバムにしたてあげるタイプまで色々あるんですが、Timo Maasのこのアルバムは良い意味で中庸です。全体としてかなり穏健な内容で、ボーカル曲があるのは当然のことながら、４つ打ちだけでなくいろんなリズムがあって、決して「トランスのアルバム」ではないです。しかしそれでいて、たとえば「Manga」「Old Skool Vibes」「Like Love」のように直球トランスな曲もさりげなくまじってます。んーでももうちょっと冒険があっても良かったんじゃないかなあという気も。悪くはないんですが、なんかちょっと安定しすぎていて飽きる‥。ちなみにジャケの女の子はもちろんTimo Maasではありません。Maasはでっかいオッサン。たぶんゲイ（憶測）。 (4/29/03)