Logg ★★★★

Logg / Logg

::★★★★::1981::Salsoul::r&b::dance::club::

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ファルセット中心のスウィート・ソウルを売りにしたブラック・アイヴォリーのリード・ヴォーカルとして出発し、その後、プロデューサーのパトリック・アダムズがスウィート・ソウルからディスコ・ファンクへと転身したのと同期するようにしてニューヨークのクラブ/ディスコ・シーンへ身を投じ、時にキーボード奏者、時にソングライター、時にシンガーとして多彩な活躍をしたリロイ・バージェス(LeRoy Burgess)のプロジェクトがこのLogg。サルソウルからたった一枚しかアルバムを出してませんが、非常に良い内容。ジャケが、サウルソウル〜ハウスの流れがゲイ文化と密接に関係していたことを思い出させるものですが、このアルバムは内容的には他のサルソウルの音と比べてむしろあまりゲイっぽくない気がします。全曲ダンスフロア指向なのは明らかなんですが、とてもポップなんですよね。メロディがポップ。また、リロイ・バージェスの伸びやかなボーカルがスティービー・ワンダー直系なのがゲイっぽいくない理由だと思う。てゆうかメロディ・ラインもブラック・アイボリーとは違ってスティービー・ワンダー系ですね。そんな良メロを、めくるめくシンセ、ファンキーなブリブリチョッパー・ベース、ゴスペルっぽいコーラスをフィーチャーした演奏がささえます。ループ感あふれるアレンジが実にダンスフロアっぽい。引きがないのが欠点なんだけど、とりあえず捨て曲一切ナシ、スカっとダンスフロア向けに特化した良質な作品です。 (4/29/03)