In The Jungle Groove ★★★★

In the Jungle Groove

James Brown / In The Jungle Groove

::★★★★::1986::Polydor::soul::r&b::funk::
iTS US / iTS JP(→iTSについて

JBのファンキー・グルーヴに焦点をあてたコンピレーション・アルバムの最高の一品。とにかくJBのオリジナル・アルバムといえば、一つの作品としてはまとまりがないものが多いですが、このコンピレーションはほんま、芯が一本通ってます。ファンキー・ソウルの名曲であり、「シンガー」としてのJBの力量も堪能できる「It's A New Day」に幕を開け、JBというよりはJBズの曲といえる超有名インスト「Funky Drummer」のゆっるいグルーヴに続き、ブーツィー・コリンズ(b)とクライド・スタブルフィールド(dr)のリズム隊が度肝を抜かれるぐらいカッコいい「Give It Up Or Turnit A Loose」に続くあたりにゃノックアウトですよ。てゆうか、この「Give It Up...」のブーツィー・コリンズのベースを初めて聴いたときは心底たまげた。まだファンクを聴きはじめたばかりのころだったからねー。テクニックがどうとかじゃなくて、それまでロックしか聴いてなかったぼくには聴いたことのないリズムのフレージングだったんだよねぃ。「次はこう来るだろう」という予測をことごとく裏切るリズム割り。他、「Talking Loud And Saying Nothing」、「Get Up, Get Into It, Get Involved」、「Soul Power」、「Hot Pants」と、名曲ぞろいであります。個人的には「Soul Power」が大好き。ボビー・バードの「ソウル・パゥワー!」という黒すぎるシャウトがカッコよすぎ。おすすめな一品。 (4/20/03)

[追記12/29/06]iTS JPのはパーシャルアルバムとなっていますが、欠けているのが最初のCDリリースのときにはなかったボーナストラックのみで、全9曲なのでそれほど大きな問題なし。