Gets Next To You ★★★★

Gets Next to You

Al Green / Gets Next To You

::★★★★::1971::Hi::r&b::soul::
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アル・グリーンといえば、南部の泥くささと都会っぽい洗練を絶妙が絶妙にブレンドされた甘いソウル・ミュージックが特徴なわけですが、この2作目は甘さ控え目のかなり辛口のアルバムです。ハイの重戦車リズム隊を押しだしたロッキッシュでファンキーな曲が多い。冒頭のテンプスのカバー「Can't Get Next To You」、どファンキーな「You Say It」、ロッキッシュでブルージーなヘヴィー・ファンク「Drivin' Wheel」、「Right Now Right Now」、「All Because」など、いずれもゴツゴツとした曲。でも非常に完成度が高いんですよね。で、そんな辛口の楽曲の中で、ヒット曲「Tired Of Being Alone」にはアル的甘さが見えて、アルバムの良い清涼剤になってます。ゴスペル「God Is Standing By」のメロウさも秀逸。捨て曲もなく、隙のない好盤。 (3/5/03)