Le Grand Maitre Franco et le Tout Puissant O.K. Jazz ★★★★

Le Grand Maitre Franco et le Tout Puissant O.K. Jazz / Le Grand Maitre Franco et le Tout Puissant O.K. Jazz

::★★★★::1990::Sonodisc::africa::
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ぼくは一時ザイールのリンガラ・ポップ/ルンバ・ロック(=ラテン音楽の影響も受けたアフリカを代表するポップミュージックの一つ。四つ打ちキックのドラムに、二本以上のギターの独特のアルペジオ奏法のループが聴く者をトランスにおとしいれるハッピーなトリップ音楽。「ディシプリン」のころのキング・クリムゾンアルペジオ・ギター攻撃は実はリンガラ・ポップの影響じゃないかとひそかに思っております)が好きだった時期があって、そんな時期に買ったアルバム‥といっても、フランコはこのCDが出た1990年にはすでに故人だった古い人で、エラい人だったのは知っているのですが、それ以上の知識がなくて、あまりコメントできませぬ。これはフランコのおそらく後期の録音で、その後のパパ・ウェンバ&ヴィヴァ・ラ・ムジカ以降の新世代のリンガラ・ポップとそれほど大きく違いません。シンセも派手派手で押しが強いヴィヴァよりもっとギター中心でほのぼのしているといった風情。10分を超える曲が4曲のみというシンプルさも素敵。とりわけアップテンポの3曲目の「Tala Merci Bapesaka Na Mbua」が好き。 (2/11/03)

[追記12/28/06]iTSに上記アルバムはありませんが、フランコの他のアルバムはいくつかあります。→iTS US