From Langley Park To Memphis ★★★★★

From Langley Park to Memphis

Prefab Sprout / From Langley Park To Memphis

::★★★★★::1988::Epic::pop::rock::
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プリファブ・スプラウトの誰もが認める最高傑作は本作の次の「Jordan: The Comeback」でしょうが、個人的にはこのアルバムが一番好きだったりします。なんというか、このライトさが良いんですよね。たぶんプリファブ・スプラウトの作品の中でもっとも聴きやすいアルバム。ジャケもなんだかダサいし。また、プリファブのアルバムの中でもっとも「80年代臭い」アルバムとも言えて、シンセの使いかたなど、少々古いと言えるかも。でも、曲は超良いので、あまり気にならないです。このアルバムのコンセプトは、「プリファブ・スプラウト、アメリカ探訪」といったところでしょうか。芯の芯までブリティッシュな彼らがアメリカ文化を愛と少々の皮肉をまじえた視点で、美しい音楽とともに描いています。だからこそのこのアルバムの「軽み」なんですよね。イギリス的ポップ・ソングなのに、どこかアメリカ的乾いた感覚がある一曲目「The King Of Rock & Roll」(超名曲)がそれを象徴してます。名作。 (2/2/03)