Aja ★★★★★

Steely Dan / Aja

::★★★★★::1977::MCA::pop::rock::

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スティーリー・ダン、まだ全部聴いたわけじゃないんだけど、たぶんこのアルバムが、ジャズ/フュージョンに寄った後期スティーリー・ダンの極北（のひとつ）になるのだと思う。ゲストミュージシャンに、ポール・ハンフリー(dr)、スティーブ・ガッド(dr)、ジム・ケルトナー(dr)、バーナード・パーディー(dr)、チャック・レイニー(b)、リー・リトナー(g)、ラリー・カールトン(g)などなど、後期スティーリー・ダンのお家芸(?)的「一流ミュージシャン大集合」といった塩梅。スティーブ・ガッドのドラムが炸裂するタイトル曲や「ディーコン・ブルーズ」などの曲に顕著なように、インスト・パートがスティーリー・ダンのアルバムの中でも目立って長い。ひたすらアンニュイにマターリする一方で、インスト部へのこだわりに少々やりすぎ感もある作品だけど、このトゥーマッチな凝り方もまたスティーリー・ダンらしく（というかドナルド・フェイゲンらしく）、とても良いです。「ブラック・カウ」「ディーコン・ブルーズ」「ペグ」という三大代表曲収録。チャック・レイニーのしなやかなベースが印象に残ります。 (8/1/01)