Better Living Through Chemistry ★★★★

Better Living Through Chemistry

Fatboy Slim / Better Living Through Chemistry

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ノーマン・クックの重要なプロジェクト、ファットボーイ・スリム名義での一作目。この当時からケミカル・ブラザーズとの親交があったらしいのですが(アルバムタイトルもケミカル・ブラザーズへのシンパシーがこめられているらしい)、確かに音がエレクトロニカ系になっており、ビーツのようなごった煮感覚は薄いです。ただ、「マイケル・ジャクソンティナ・ターナー」と繰り返す曲、「マイケル・ジャクソン」(なんちゅう曲名や)など、そこらかしこにクックらしい茶目っけがみられます。作品全体の雰囲気は、突破口となる次作の延長線上‥って、こっちの方が先なので「延長」なわけはないのですが、とにかく、基本的に同じ路線で、かつ少しおとなしめ。ということで、次作と比べると少々劣るのですが、名曲「サンタ・クルーズ」のような曲が含まれており、捨ておけない作品。いやあ、ほんと好きです、「サンタ・クルーズ」。しかしなぜサンタ・クルーズって曲名がついてんだろ?? (11/11/00)