無罪モラトリアム、勝訴ストリップ ★★★★★

無罪モラトリアム

椎名林檎 / 無罪モラトリアム勝訴ストリップ

::★★★★★::1999, 2000::Toshiba EMI::pop::rock::jp::
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月並みな言葉ですが、月並みでない作品二作。あんま流行っているものを認めたくないですが、やっぱスゴい才能が現われたと思う。この人の魅力は、あまりむずかしいことを四の五の言うより、ただ良い曲を書き、豪快に演奏する、そーゆー単純な痛快さにつきます。プロデュースやバンド演奏もすばらしい。このひとは色々物議をかもすけど、音楽的には「ちょっとエキセントリックなパワーポップ」にすぎないのであり、でも「すぎない」のにこんなに良いのはどうしたことでしょうか。デビュー作も二作目もほとんど同じクオリティーで、はっきりいって区別がほとんどつかない。二作目のほうが若干完成度が高い気がするけど、「幸福論」と「ここでキスして。」とゆー二大すんばらしい曲や「積み木遊び」みたいなぶっとんだ曲が入っている一枚目のほうがインパクト強いかな。三枚目はどうなるんだろうか。同じ路線だとちょっと嫌だな。(わがまま) (12/26/00, 10:14:28 (JST))