Improvisation ★★★★

Derek Bailey / Improvisation

::★★★★::1975::ampersand::jazz::avant garde::

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75年の「Diverso N.2」が「Improvisation」とタイトルを変えて再発されたもの。全14曲、ベイリーのギターのみによる完全ソロ作品。他の演奏者とのインタラクションという要素がないぶん、かえってベイリーのギター・プレイの思想がはっきりにじみでている気がする。つまり、即興でありながら、すべてが自分のペースのみによって動くため、明確な方向性や技術というものが明確に感じられるのです。全体に、ノイジーというよりは、静かでリリカルな感じ。ある意味なごむし、また、自分としては沈思黙考しながらの論文書きのお供としてもいい（締め切りまぎわの論文書きにはもっとアグレッシブなのがいいけど）。再発CDのパッケージも丁寧な出来で良いす。 (10/2/00, 22:50:06 (JST))