Krust presents: Through The Eyes ★★★★★

Krust (presents) / Krust presents: Through The Eyes

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ロニ・サイズ一派による、コンピレーション＆ミックスCDの二枚組「Through The Eyes」シリーズの、クラストによる選曲集＆ノンストップ・ミックス。ロニ・サイズ一派の音って、ぜい肉の一切ない単調かつシンプルなリズムの応酬が中心で、ベース音もファットというよりはフガフガとどことなくチープな音で、メロディもないし、聴く方としては入りにくいところがあります（ロニ・サイズのアルバムは、ジャジーなアプローチで親しみやすかったけど）。この２枚組も、一度聴いたときは、あまりの単調さに「なんじゃこれは」と思った。しかし、聴くほどにハマります。特に二枚目のミックスCDが強力。ただでさえ単調な楽曲が同じテンポでつなぎあわされ、とどまるところをしらないマシーンのような容赦ないドラムンベースのリズム波状攻撃となっています。メロディらしきものはなく、非音楽的な電子音のループがリズムの洪水の中に現われては消えるわけだが、これはすでにインダストリアル・ノイズ。もう、メチャメチャカッコイイ。ちなみにこのシリーズ、ロニ・サイズの選曲＆ミックスのものも出ているが、このクラストのと収録曲が大部分重なっており、ちょっと購買欲が萎えるところ。もうひとりのロニ・サイズ一派、DIEの選曲＆ミックスのものも出るらしい（もう出てる？）のだが、未チェック。でも聴いてみたい。だって、DIEって名前がカッコいいから。 (9/19/00, 17:07:35 (JST))