The Subtle Body (O Corpo Sutil) ★★★★

The Subtle Body (O Corpo Sutil)

Arto Lindsay / The Subtle Body (O Corpo Sutil)

::★★★★::1995(Japan)/1996(US)::Bar None::pop::rock::brazil::
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アート・リンゼイ/アンビシャス・ラバーズ名義の「Envy」を除いて考えるとこれが初のソロアルバム。坂本龍一のサポートのもと製作され、日本では前年に坂本の「Gut」レーベルから出ました。この初ソロ作は、これまでのリンゼイの関わった作品とはやはり違い、足場をNYにつけながらも視線はしっかりブラジルを見据え、きばらずリラックスした、シンガーソングライター的な作品となっています。メロディも歌も詩もみな良い。サウンド面では坂本の上品でスノッブなピアノがやはり存在感があり、好みがわかれるところですが、坂本の色がでているのはこのソロ第一作目だけということを考えるとこれはこれで新味があっていいかも。全体的に手探りっぽいところもあり、また、えらくあっさりした作品だけれども、そのあたりが逆にみずみずしく、捨てがたいです。一曲目の「Four Skies」は名曲。 (06/09/00, 17:36:39 (JST))