Greed ★★★★★

Ambitious Lovers / Greed

::★★★★★::1988::Virgin::pop::rock::

iTS US / iTS JP（→iTSについて）

アート・リンゼイ(vo, g)とピーター・シェラー(key)のデュオであるアンビシャス・ラバーズ名義の二作目、実質的にはデビュー作。ポップ・ファンクにブラジル的メロディ、パーカッションをほどこした作品で、非常にポップでいながら、歌詞や音楽性、リンゼイのノイズ・ギターなど、実験的で鋭利な音楽要素が同居する傑作です。シンガーとしてのリンゼイは次作「ラスト」でのそれに比べると若干未熟な感じがするし、完成度も次作に若干劣りますが、曲の良さや、スリル、勢いなどはこちらの方が優れているし、こちらを最高傑作とする意見にもうなずけます。また、ブラジル的要素は次作より本作の方が強いです。ジョン・ゾーン、ジョン・ルーリー、ヴァーノン・リード、ビル・フリゼルなどNY地下ジャズな人々が大挙してゲスト参加。 (06/09/00, 16:51:48 (JST))